専攻医ブログ

指定医レポートとわたし

卒後6年目で、産休育休を頂いていた関係で実質勤務年数は4年11ヶ月目の女医です。こんにちは。先生方のご好意でなんとか細々と勤務を続けていた私ですが、4月をもって卒後の実務経験が丸5年になります。つまり精神保健指定医の受験資格があります! 実は内科医の夫も専門医試験が迫っていて、「勉強する時間をくれー!!」と咆えているのですが、そんな夫に「すまん!」と言い捨てて子供を託し(←ひどい)、夫が子供の面倒をみてくれる最大限の夜間や休日を使ってせっせとレポートを書いている真っ最中です。
当院では、毎年のように精神保健指定医を取得される先生がいます。昨年度も3名の先生が受験し、全員が合格されています。合格率100%という優秀さです。
そんなプレッシャーを感じながら涙目でレポートを書いていましたが、最近これが孤独な戦いじゃないことを実感しています。というのも、私が書いたレポートは、上の先生や院長の添削指導を受けることができるからです。自分ひとりであれば、何をどう直して良いのかすらわからず途方に暮れてしまうところ、指導を受けられるのは大変幸せなことです。出来の悪い生徒ですが、今のところ見捨てられずに済んでいます(…たぶん)。多忙な業務の中、快く指導を引き受けてくださっている先生方に感謝です。
ちなみに当院には添削指導云々の前段階から、指定医取得のためのアシストがたくさんあります。後期研修医が必要な症例の経験をきちんとしているか、偏りはないか、治療は順調か等、きちんと気にしてもらえます。私自身は図々しい方なので苦労したことはないのですが、医局には、シャイな先生でも大丈夫なように(?)か、後期研修医が『学びたい症例』を記入するボードもあり、自分から発信することもできます。上の先生方も「一緒に診る?」と勉強になる症例を一緒に受け持たせてくれます。病院全体で後期研修医を育てよう、という雰囲気があることが、指定医取得に関しても合格率100%の秘訣かもしれません。
 今年も合格率100%を目指して、私もがんばります!