専攻医ブログ

3歩進んで2歩下がり、そしてまた1歩前進の研修生活

気付いてみると、このブログを3ヶ月も更新していませんでした。実はちょっと余裕を無くしておりまして、最近は、ブログに気が回っておりませんでした。

4月に精神科の研修医となり、最初は重い疾患や、大変な人生を抱えて生きている患者さん、そのご家族の姿を毎日毎日たくさん拝見し、考え込んだり、気分が沈むこともありました。でも、あまり良いことではないのかもしれませんが、しばらくすると、そのような状況にも、多少は慣れ、圭泉会病院にも慣れ、むしろ楽しく勉強しながら過ごしていました。

しかし、1-2ヶ月くらい前ですが、改めて精神科医療の難しさを痛感、ほんと「痛」感させられることがあり、それ以降は、とてもとても注意深いというか、びびりまくりの研修医生活を、おくっておりました。

そんな私の状況を察して下さり、先々週は先輩後期研修医から、とても有り難いアドバイスを頂き、先週は院長、副院長からも、色々教えて頂きました。それからは、なんか地に足がついたというか、緊張感、慎重さも持ちつつ、でも少し余裕も持って過ごしていると感じます。無駄な元気さも戻り、6階病棟までも何回も階段で往復しています。久しぶりにブログも更新してみました。

しかし、私が色々悩んでいることを、先輩や院長先生方、よく気付かれたなーと、実はびっくりもしてます。マイペースとか、淡々としてるとか、ぼへーっとしているとか、言われることが多いんですが、私。
精神科医って、昔は、人の心を深く深く読めて、なんでも分かってしまうスーパーマン、超能力者みたいな人たち、なんて思っていた時期もありましたが。ドラマとか漫画の影響でしょうね。今は、「何でも分かる」訳ではないと認識してます。でも、やっぱり人の気持ちを良く分かって下さる人たちなんだなあと思いました。そして、このように暖かく見守って頂き、ご指導して頂いていることに、ほんと改めて感謝です。

いよいよ冬が迫る旭川で、なんとなく気持ちも暗くなりそうな今日この頃ですが、そんなこんなで元気に過ごしている私。調子にのって、今日はもう一つ、ブログを書いてみます。宜しければ、次もお読み下さいませ。