後期研修医ブログ

チームプレーの醍醐味

今回のブログ、本当は「ザックジャパンと精神科医療」というタイトルで書こうと思って内容も考えておりました。でもザッケローニさんが退任され、アギーレさんになったので書き直そうと思ううちに、ハリルホジッチさんになってしまいました。 私の作文スピードを考えると、日本代表の監督さんの名前を入れると、いつまでも作文が終了しないと痛感し、まったく別なタイトルで作文します。 サッカー日本代表選手、本田圭佑選手とか、香川真司選手とか みなさんほんと素敵ですよね~ すっばらしいですよね~ かっこいいですよね~ そんなサッカーの代表戦を見ていて突然思ったのです。あれ、これは精神科医療に似てるんじゃね、と。 本田圭佑選手とお前(私)みたいなしょぼくれたおっさん、どこに共通点があるんだと、皆様に激しく怒られそうな気がしますが、そう感じたのです。 本田選手とか香川選手とかって、すばらしい個の力を持っていますよね。個人競技であれば、才能を十分に発揮して、実力相応のすぐれた成績、個人の名声を得られるだろうに、でも集団競技で、チームの勝利のために汗をかいているし、場合によってはチームメイトの力量のために勝てないこともあるだろうに、なんで集団競技をやってるんだろう。そんなことをテレビ見ながらふと思ったのです。 私、今でこそ脂のたっぷりのった普通のおっさんですが、子どものころは、モヤシのような細い体型でした。分厚いメガネをかけて、休み時間は教室の片隅で大人しく本を読んでる子でした。体育のサッカーでは、ボールを蹴ろうとして空振りし! バレーボールでは顔面にボールが当たってメガネが吹っ飛び、野球では振り逃げかデッドボール以外に貢献できず、みたいな、いわゆる「ウンチ」(運動オンチ)でした。だから集団競技の喜びとか、まったく知らないんです。 でもゴールを挙げてチーム全員で体をぶつけ合って喜ぶ姿を見て、彼らは個人の能力に応じた評価とか成績を求めてるのではなくって、チームメイトと一緒に汗を流し、努力して、それで成果を挙げることで、もっと別な喜びを得ているのかな、それが集団競技の良いところなのかななんて思いました。 そう思ったとき、ふと気づいたんです。精神科医療、考えてみると集団競技じゃないですか~! 似てるじゃないですか~! 精神科医療って、病院の色々なスタッフさんだったり、病院外の行政の方々や福祉の方々と力を合わせて、自分一人じゃどうにもならなかったことを達成できることが、他の科よりもすごく多い領域だと感じます。最初の頃は周りの人にお願いすることすら出来ずに一人でもがくこともありましたが、助けの手が差し出されてなんとかやって貰ったりしているうちに、次第に連携する術を身につけ、患者さんが調子よく過ごせるようになり、そして一緒に仕事した関係者の皆さん、仲間と成果を喜びあえることも増えてきました。 仲間がいて、一緒に努力して、成果を挙げて、一緒に喜べる。 楽しいことですね~。ありがたいことですね~。 集団競技の楽しみをしらずに育った私ですが、今になって十二分に感じさせていただいているように思います。圭泉会病院って、大所帯ですし、福祉との繋がりも密にあります。それだけこのような喜びをより感じられる環境なのかもしれませんね。 仕事が楽しい、うれしいって、実にありがたいことです(^0^)