後期研修医ブログ

精神科の勉強

圭泉会病院では、週に3 回、勉強会があります。内容は薬理学とか画像診断とかですが、 診察技法も勉強したり、疾患概念とか疾患の歴史も勉強しました。それが他科を経て精神 科に飛び込んだ私にとっては、新鮮でとても興味深い経験でした。他科で、疾患概念や歴 史を詳しく勉強した経験なんて、ちょっと思い出せません。歴史よりも、最新の知見が何 よりも大事ですし、それを理解・習得したら、たいてい問題なく診療できます。

でも、精神科領域の疾患は、そうは行かないものですね、他科にいる時から、漠然と感じ てはいましたが。例えばうつ病。うつ病ってcommon desease だって感じますし、実際に 疑わしい患者さんは、たくさんいらっしゃいました。しかし診断基準やガイドラインを何 度も読みましたが、どうも理解ができないし、実際に用いることはできない用語・概念でし た。圭泉会で研修を始めて1 年弱になりますが、日々の研修で教えていただいた積み重ね と、朝の勉強会とで、だいぶうつ病というものも、理解でき、診療もなんとか担当できそ うな手ごたえを、最近ようやく感じつつあります。

診察技法というのか、どのように患者さんと向かい合い、対話し、診療を進めていくかと いうことも、すごく興味深い勉強でした。日々、ベテランの先生が患者さんとお話してい る様子も、ちら見して吸収させて頂いていますが、やはり書物で腰をすえて勉強すると、 目からうろこが落ちるような思いをすることがあります。

問題は、教えていただいても、勉強しても、しばらくすると知識が抜け落ちてしまってい ることが多々あること・・・。 アラフォーの現実をひしひしと感じてしまいます。 まぁでも、忘れっぽくても、人一倍、人二倍、それでだめなら人三倍、さすがに3 回読め ば、覚えられるでしょう。幸いここでは、尻をたたいて勉強させる先生がいません、焦ら ずに、じっくり研修させていただけてます。この調子でいけば、あと何年かしたら、立派 な精神科医として、患者さんのお役にも立てることでしょう、たぶん・・・。